全日本サーフキャスティング連盟(以下、全日本サーフと称する)は投げ釣りの団体として1964年に創設され、全国規模で活動を展開する唯一の連盟である。
 所属クラブ数は、北は北海道から南は九州まで約450クラブにおよび、海に囲まれたこの日本の各地で投げ釣りを楽しんでおり、連盟規約で「釣りをより楽しくするため、参加団体の友好、共有の利益を図り、投げ釣り愛好者の普及と指導を図る」ことを目的としている。
 全日本サーフの活動の中で、最も魅力があり、会員の釣り楽しみを増長させる制度として「大物魚申請システム(大物魚表彰規定)」がある。
日本国内で釣った大物対象魚15魚種、特別大物賞対象魚10魚種の計25魚種を対象とし、大物賞バッチを贈るシステムである。さらにこの申請者から年間大物申請数ベスト50位や日本記録賞などが表彰される。大物申請は魚拓を採り、釣り場のワンポイント、天候、潮、竿などの道具、使用した仕掛けを申請用紙に記入しておこなう。
次に会員が励みにしているのが「全日本キス投げ釣り選手権大会」と「全日本カレイ投げ釣り選手権大会」である。会員を対象に、参加者約3000名が全国60カ所あまりの会場で、1匹の長寸を競うもので、会員の全国順位が発表されるのもこの大会の楽しみでもある。
 投げ釣りといえばキス釣りと言われるキスの数釣りは、クラブの名誉とその親睦を深める「クラブ対抗キス選手権大会」があり、初夏の7月に3名1組でキスの総重量で競う。さらに投げ釣りの基本であるキャスティングは全日本キャスティングルールに則り各種のキャスティング大会を開催、多種多様な連盟行事が実施される。また会員の中から指導力、マナー、テクニック抜群の方を全日本サーフコーチとして任命し、派遣するコーチ制度も導入されている。
 以上の活動の会員への情報サポートを行っている機関誌が「投げ釣り」で、年4回発行し大会案内・結果、大物記録などを還元するとともに記録・保存している。これが会員の釣り情報として全国的な共有財産と認識されている。