安全対策(救譲法)

釣行のしかた
 釣行の計画を立てる時は、天気予報などで天気図を見てその移り変わり、風向・風速をチェックしておこう。渡船を利用する場合は、状況を開いてみると良い。夜釣り・礁場での釣りは、単独は避け同行者をともなうべきである。
投入時の注意
(投入方をマスターしている事を前提での注意点) 仕掛を投入する時には、周りの状況を良く確認しなければならない。特に竿尻を左で持つ人は右側を、右で持つ人は左側を良く確認する。何等かのトラブルで道糸が切れた場合、前記の方向にオモリが飛んで行く可能性が高いからだ。リールのベールが戻る・糸にキズがついていた・道糸がバックラッシュした等投釣りのベテランでも起こり得るトラブルがある。フルキャストしたオモリは、銃弾なみの破壊力があるのを忘れないで欲しい。

救命胴衣
 救命胴衣(ライフジャケット)は、渡船利用時には 必ず着用する。堤防での夜釣り・地磯での釣りにも 着用したい。救命胴衣の股ヒモは、必ず通しておく事! これをしなければ、救命胴衣の意味をなさない
落水時(当事者)
 万が一落水した時は、救命胴衣を正しく着けているのであれば、沈む事はないので落ち着いて行動したい。まずむやみに堤防・磯に近付かない。波に叩きつけられ、カキ殻やフジツボ、磯の岩で思わぬケガをする可能性があるからだ。潮流が、特別に速い所でなければそう簡単には流されないので、上がれる場所を落ち着いて見極めたい。
 救命胴衣を着用していなかった場合でも、そう簡単に人間は沈まない。一番怖いのは、パニックを起こして暴れ体力を無くし力尽きる事である。落水しても慌てず仰向けになり顔を水上に出して無駄に手足をばたつかせない。とにかく落ち着いて、身軽になる事!ゴム長靴を履いていたならば、直ぐに脱ぐ。
どんなに泳ぎに自信がある人でも、長靴を履いたままではまともに泳げない。脱いだ長靴に空気を入れ浮力材にする。とにかく浮くものを手にしたならば、仰向けになって胸の所に保持する。その状着で波の動きに逆らわず、無駄な体力を消費しないでその場の状況を把握する。上がれそうなの所を捜し自力で上がるか、救助を待つ。泳力がある人でも着衣していると、思うように泳げるものではない。無理に泳ごうとしないで、『浮いている事』に重点を置く。水面から顔が出ていれば、溺れる事はない。とにかくパニックを起こさないのが一番重要である。
落水時(発見者・救助者)
 落水者を見つけた時は、落水者の意識がない場合・落水者がパニック状態で力尽きそうな場合以外は、自ら入水して救助に行かない。クーラーボックス・バケツ・ペットボトル等浮力のある物を投げ入れつかまらせ、胸の所に保持するように指示する。落水者を落ち着かせる様に声をかけ、落水者が落ち着けば後は引き上げられる場所を捜し救助する。一番重要なのは、パニックを起こしかけている落水者に、浮力のあるものをつかませ、沈まない事を認識させる事だ。これができれば、後は落ち着いて対処すれば良い。
 一度パニックを起こした人間を、落ち着かせる事は容易ではない。その時は、最終手段として靴を脱ぎ、身軽にしてから救助に向かう。もちろん、救命胴衣の着用が前提である。できれば、その他に浮力のある物も使いたい。一番の注意点は、パニック状態の落水者の前方から救助に行くのは、絶対に避けなければいけない事である。物凄いカで抱きつかれて身動きが取れなくからだ。救助者は、落水者の後方から近付き脇の下から抱きかかえ仰向け(気遣の確保)にし、浮いている事・沈まない事を認識させ落ち着かせる。後は、上がれる所まで横泳ぎでいけば良い。
 救助者まで冷静さを無くしたら、助かる者も助からない。それと同様に、救命胴衣も着けないで人を救助するのは大変難しい。そのためにも渡船利用時他、必要と思われる場所では必ず救命胴衣を正しく着用しなければならない。



A.気道の確保
 落水し意識の無い人を救助した場合、最初に行なわ なければならないのが、気道の確保である。気道とは空 気の通る道で、意識が無くなると筋肉が頼み、舌の付け板がのどに落ち込み気道を狭くする。気道を確保するには、仰向けにしあご先を上に向ける。海上でも、後ろから 抱きかかえ仰向けにして気道を確保する。もし、おう吐物 が口内にあったならば取り除く。
@右手の人差指と中指をあごの先に当て、左手を額に当てる。
Aあご先を持ち上げるようにしながら、額を後方に押し下げるようにして頭を後ろに反らす。


B.呼気吹き込み人工呼吸
 呼吸がない、もしくは弱い時は息を2度吹き込む。水で 気道が塞がっていた場合、この行為で咳き込んだり水を 吐いたりして自発呼吸が回復する時がある。自発呼吸・ 咳き込み・体動などを循環のサインという。
@額を押さえていた手の親指と人差指で鼻をつまむ。
A息を1回吹き込み、胸と腹の動きを見る。
B2回目を吹き込む。(1回の吹さ込み時間は2.0秒かけて吹き込む。)




C.回復体位
 意識は無いが、呼吸はある場合・自発呼吸が十分回復 した場合は、回復体位をとらせる。意識が無い状態で水等をおう吐した時に、気道を塞がない体位である。意識が無い時は、体温が下がるので夏でも保温をする。

@静かに横にする。
A上側になったヒジとヒザを軽く曲げ軽く安定させる。
B上になった手をあごの下に置く。(気道の確保)




D.心肺蘇生
 呼気吹き込み後、呼吸・体動・脈などの循環のサインが全てなければ、直ちに人工呼吸と併用して心肝蘇生(心 臓マッサージ)を行なう。心臓を人工的に圧迫し、血液を心 臓から押し出して循環させるのが、心臓マッサージである。
 心臓マッサージを行なうには、心臓の正確な位置を知らなければならない。心臓の位置は、胸の中央にある胸骨の下、やや左側にある。

@心臓を圧迫する部位は、剣状突起と肋骨縁が交差する所の、 指1本頭側の位置。(みぞおちの指3本頭側)
A圧迫部位の確認は、実施者が溺水者の胸部側方に位置し、 溺水者の足側にある実施者の手の人差指・中指で溺水者の肋骨縁をなぞっていくと人差指が、剣状突起と交差した所にあたる。
そのまま中指が交差している所まで移動させると、人差指が胸骨上 に置かれた状態になる。人差指の頭側が圧迫部位である。
Bこの部位に、頭側の手の付け根を置き他方の手を重ねる。
C圧迫方法は、ヒジを曲げず垂直に上半身の体重が手の付け根に かかるように、胸骨を3.5〜5m押し下げる。
D1分間に100回のスピードで15回行なう。15回の心臓マッサージと2回の人工呼吸を繰り返す。






E.人工呼吸の縦続
 循環のサインがあれば、人工呼吸を5秒に1回の割合で 完全に呼吸が回復するまで続ける。